ベルカ、吠えないのか?

ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)

ベルカ、吠えないのか? (文春文庫)

硝煙と混じった濃い犬の匂のする文体。その爆彈的な内容。
文体は好みが別れるのではないだろうか。

4頭の犬から始まりそれが分岐し、収束していく。あたかも別れたかのような物語がつながっていく。
文体とそのストーリーが極めて読む人を引き付ける。