「サクラダリセット」読書感想(ネタバレしているかもしれないし感想でもないかもしれない)


わたしには物語を読む才能が無い。だから感想を持つ才能もない。

感想を持てないのに、感想文は本来書けない。だから本の感想ではない。


わたしは偽善が嫌いだ。それは確実に狂っているから。

偽善のほとんどは、本当は自己満足だったりする。そして、自己満足が行動の隅々にまで行きわたっているならば、それは狂気が存在しなければいけない。

特別な能力を持っていて、それを何に使うかは、その特別な能力を持っている人に決める権利がある。

それが特別な能力を持っている人間の、特別な権利。

そしてその権利を、他者の言葉で行使することに決めたとしても、何も問題はない。

でも、自分で自分の持っている権利を他者に代行させることが、かならずしも良いというわけではない。ただ狂わないためには必要なのかもしれない。

特別な能力を持っている、ただそれだけで人は容易に狂ってしまうこともある。

人のこころはあまり強くはない。ほとんどの人は自分が人を殺してしまったらそれに耐えることなどできない。傷つけるだけでも耐えられない。

耐えられていると思っているのはきっと錯覚で、ちょっとずつこころがすり減っていく。

特別な能力があっても、つかわない。もしくはあることなんて知らないか意味のあまりないことに利用するようにする。それが特別な能力を持つ人間が狂わない方法の一つなのだと思っている。


狂ってしまった場合、どうすれば良いのかに答えはない。一度狂ったら笑っているしかないのかもしれない。

そういう物語。