サクラダリセット 3

読書感想文は常にネタばれがあるかもしれない。すこしでも気になる場合は読んでからまた来てね。

そもそも読書感想文は何を書くのか。それは本の内容を書く物だろうか。

本の内容は粗筋で十分ではないだろうか。粗筋を再生産するだけなら、それは読書の感想ではないのだろう。

読書をして人が感想を書くと言うことは、人が何かしら自らを変化させる努力をした、と言うことを示している。

だから、読書感想文は、何を変化させたのかを書く方が良い。

では一体何を変化させたのか。

例えば、未来を知っていて、そしてそれが終りであることがわかっている場合、それにしたがった行動をするのは強さなのだろうか。

結果の全てを知っているなら、強さなのかもしれない。

弱くても別にだれもせめはしないけれど、自分が自分を許せないこともあるかもしれない。

羊の皮を被っていれば狼だと思うもの。でも羊の皮をかぶっていても、中身は見るまでわからない。

とにかくやれる所までやってみる。自分を善人だなんて信じる必要はないし、本当に善人である必要もまったくない。

最後までやってみる。ただそれだけ。