サクラダリセット 3
読書感想文は常にネタばれがあるかもしれない。すこしでも気になる場合は読んでからまた来てね。
サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN (角川スニーカー文庫)
- 作者: 河野裕,椎名優
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/08/31
- メディア: 文庫
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そもそも読書感想文は何を書くのか。それは本の内容を書く物だろうか。
本の内容は粗筋で十分ではないだろうか。粗筋を再生産するだけなら、それは読書の感想ではないのだろう。
読書をして人が感想を書くと言うことは、人が何かしら自らを変化させる努力をした、と言うことを示している。
だから、読書感想文は、何を変化させたのかを書く方が良い。
では一体何を変化させたのか。
例えば、未来を知っていて、そしてそれが終りであることがわかっている場合、それにしたがった行動をするのは強さなのだろうか。
結果の全てを知っているなら、強さなのかもしれない。
弱くても別にだれもせめはしないけれど、自分が自分を許せないこともあるかもしれない。
羊の皮を被っていれば狼だと思うもの。でも羊の皮をかぶっていても、中身は見るまでわからない。
とにかくやれる所までやってみる。自分を善人だなんて信じる必要はないし、本当に善人である必要もまったくない。
最後までやってみる。ただそれだけ。