「童話物語」読了

入院中に読むために持ち込んだファンタジー小説「童話物語」を読了しました。

童話物語〈上〉大きなお話の始まり (幻冬舎文庫)

童話物語〈上〉大きなお話の始まり (幻冬舎文庫)

童話物語〈下〉大きなお話の終わり (幻冬舎文庫)

童話物語〈下〉大きなお話の終わり (幻冬舎文庫)

良く練られた物語。
作者以外の人によっても、練られた世界観の中で、その世界を土台にした創作もされているみたい。
原作がそもそも同人出版だったみたいなので、おもしろい現象だと思う。

わたし自身はこの物語に感動する人が沢山いるのだろうなーというのが理解できた。

あまりに練りこまれたファンタジーはわたしには向かない気がする。民族学とか社会心理学とかやりすぎて、分析の方に向きすぎてしまって純粋に読めない。

もしかしたら、自分は小説創作とかには向かない人間なのかもしれない。


あと、やはり恋とか愛とかが理解できないので、物語の中の登場人物の行動原理がちゃんと追えてない気がする。

小説を読むたびに打ちのめされるのは、この恋とか愛とかの部分。
どうも良くわからない。
今後理解できるようになるだろうか。