個人情報の範囲に関しての確認

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のコメント欄で、「個人情報」に関して問題にされている方がいます。わたしも今まで仕事やプライベードで何度か「個人情報」に関して注文をつけられたりして来た事があるので、一度「個人情報」の範囲を確認しておきたいと思います。


「個人情報」とはいったいどういった物を示すのでしょうか。Wikipediaでは以下のような定義となっています。

一般には2つ以上が結合された状態で個人を特定できなければ、個人情報とはみなされない。

ただし、1個でも特定できれば、個人を特定することも可能。 指紋などの生体情報や住民票コードも、個人情報に含まれる。

個人情報 - Wikipedia

「個人を特定」できる事が条件となっています。「個人を特定」というのはどういった状態なのでしょう。

「個人の特定」とはその人をその人であると特定するという事にすぎないのですが、実際曖昧な定義のようです。

ただ「個人の特定」をした場合、直接的にその個人に何らかの危害を加える事が可能になる事だけは確かです。



上記より、個人に面識の無い状態(無知識状態)からその情報を取得する事のみで個人を特定し、その特定個人を狙って直接的に危害を加える事が可能になる情報が「個人情報」と言えると思います。


ではEXIF情報は「個人情報」と言えるのでしょうか。EXIF情報は多くの場合デジタルカメラによって写した写真に埋めこまれる情報です。機種情報や、写真撮影時刻等が埋め込まれます。

EXIF情報ではそのままで個人を特定する事は不可能な場合が多いです。なぜならEXIF情報は多数(万単位)の機器で同一の情報を埋め込んでいるためです。

また、写真撮影時刻では他の情報と組み合わせてさえ個人を特定する事がかなり困難です。

個人を特定した後だと、意味はあるかもしれませんが、この情報では個人特定にいたりません。

よってEXIFは「個人情報」では現状ではありえないと言えます。