岡本倫短編集 Flip Flap 感想(ネタバレ無し)
感想が腐る前にこの事は書かなければならないと思う。
岡本倫先生の短編集Flip Flap が 3/18 に発売されました。この感想を書きます。
- 作者: 岡本倫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/03/19
- メディア: コミック
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箱入りの本で、「Allumage SIDE」と「Flip Flap SIDE」の2冊本です。帯の推薦状は富樫義博です。
「Flip Flap SIDE」の収録作品は以下になります。
「Allumage SIDE」の収録作品は以下になります。
- アルマージュ
- レジストラ
- カリエラ
- デジトポリス
- MOL
- メモリア
「Flip Flap SIDE」は初期、デビュー前等に書かれた作品が収録されています。まだ上手いわけではないのですが、岡本倫先生の出発点を見る事ができます。
「Allumage SIDE」は前連載作品、「エルフェンリート」の前後に書かれた作品です。格話の完成度の高さはすばらしい。
ちなみに「Flip Flap SIDE」収録の「エルフェンリート」と前連載作品の「エルフェンリート」はまったく別の話です。
岡本倫先生の特徴は、話の開始数項目の絵が非常に印象的だと言う事です。アルマージの2項目、レジスラは1項目、カリエラは扉絵(1項目)、メモリアは4項目、MOL4項目、デジトポリスは扉絵(2項目)、は非常に印象的です。物語のすべてを語っている。
そしてすばらしいラスト。メモリアなんてすごい。なんでこの1項目でこの4項目になり、それがこのラストになるのがさっぱりわからないけどすばらしい。
内容は読んでもらえるとそのすばらしさが理解できると思います。
岡本倫先生は物語だけでなくコメントも冴えわたっています。作品の間にコメントがあるわけですが、そのすばらしい哀愁感に涙と感動をしない者はいないでしょう。
本当にすばらしい作家です。
同時発売の「ノノノノ 1巻」もそのすばらしさは飛び抜けています。ぜひ読んでみてください。
- 作者: 岡本倫
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/03/19
- メディア: コミック
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